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デキる制作会社を見極める!6つのポイント


2020/07/18 

長くWebサイト制作の仕事をしていると、なかなか良い制作会社に巡り合えないで困っている方が非常に多いのだな、と感じます。

当社のお客様は、光栄にも「やっと自分たちの思いをわかってくれる制作会社に巡り会えました」とおっしゃってくださるお客様が多いのですが、それまでの制作会社に対してよく耳にするのが、例えば以下のような不満です。

・いつまでたっても、思うようなホームページができない
・自分たちの想いが全く伝わらない、残念なホームページになってしまった
・安く作ってくれる「知り合い」に頼んで失敗した
・当初提示されていた見積より、だいぶ高い金額を提示・請求された
・ちょっとしたテキスト修正や画像変更でも、費用を請求される
・変更作業を依頼しても、なかなか着手してくれない
・担当者がころころ変わってしまう
・・・・・

弊社も基本は制作会社として「請負業者」の立場ではありますが、大規模プロジェクトになると、パートナー企業やSOHOのメンバーとチームを組んで仕事をするため「発注者」の立場になる場合があります。
その際パートナー選びを失敗すると、お客様からの弊社への評価に直結するため、弊社自身も「良いパートナー探し」には細心の注意を払っています。

そこで、自分たちの経験から「いい仕事をしてくれる制作会社」を選定する上で大切と思われるポイントを整理してみました。

その1:レスポンスが早い

これが、弊社がパートナーを選ぶ上での第一優先順位です。
ちょっとしたメールの返事、当座の返事であっても、数分~数時間内にレスポンスを返してくれるところとは、例外なく安心して仕事ができます。

誤解や万一の伝達ミス、思い違いなどがあっても、レスポンスが早ければ、早い段階でリカバリーができるため、大きな問題に発展する前に対策できるからです。

反面、メールの返事が翌日以降になる、急ぎの電話に担当者がなかなか出ない、など、レスポンスの遅い会社は、
・決められた納期や約束を守れない
・ちょっとした修正対応にも時間がかかる
・何か問題が起きた場合に、素早いリカバリーができない
・一人の担当者が案件を抱え込み過ぎていて、仕事が回っていない
などのようなリスクを秘めていると思っていいでしょう。

その2:指示を鵜呑みにせず、的確な質問やアドバイスをしてくれる

「ありきたりのテンプレートを引っ張ってきて、もらった原稿を入れて、完成。」

安く作ろうとして、こういう手法を使う会社に頼んで、果たしてまともなWebサイトができるでしょうか?

Webサイトは、単なる看板でなく、自社のコンセプトを体現し、ビジネスをけん引する重要なメディアです。
いくら見た目がかっこよくても、ありきたりのテンプレートに原稿を入れただけでは、自社の強みは決して見る人には伝わりません。

発注者自身でも気づいていない、自社の特長や強みを明確にして、提案・表現してくれる会社こそ、長くつきあうにふさわしい会社でしょう。

その3:担当者が明確で代わらない

担当者がころころ代わってしまうと、その都度説明や引き継ぎが必要なため、発注側も多くの無駄な労力が必要になります。
Webサイトを成長させるには、ある程度中長期的な展望に立った戦略と施策が必要ですし、良いアイデアは、お互いに信頼できる良い人間関係から生まれるもの。頻繁に担当が代わる会社相手とは、真の信頼関係は築けません。

また、頻繁に担当者が代わる会社は、その体制や体質に問題がある場合があります。
会社に将来性がない、社長がワンマン過ぎる、数字に追われている、重労働過ぎて社員が皆疲れ切っている、などの要因で、社員が次々と辞めている場合もあります。

その4:見積書の明細、前提条件が緻密

見積が「○○サイト制作一式」など、どんぶり勘定のところは、例え最初は安く見えても、本来必要な作業や費用が盛り込まれていない場合もあり、後々トラブルになったり、後から金額が跳ね上がったりするケースがあります。

見積書の明細を細かく提出する会社ほど、サイト構築の作業をきちんと標準化できていたり、提示された見積の中でのやること、やらないことが明確なため、後からのトラブルが少ないです。

その5:安易な値引きをしない

安さを売りにする会社。すぐに「お安くしますよ」という会社。
「地雷」の可能性が高いです。
メディアを騒がせた外食産業における偽装問題のように、「安い」には、それなりの理由があるのです。

きちんとした会社は、自分の仕事の内容と質に誇りと責任を持っているため、提出された値段にはそれなりの根拠があります。
信頼できる会社はひとつひとつの作業に意味のある価格設定しているため、値引きするにしても、「では今回は〇〇の部分の作業を落としましょう」とか、明確な理由や対応案をきちんと提示してくれるでしょう。

安易な値引きに応じる会社は、始めから値引きすることを前提に価格設定しているか、どこか見えないところで手を抜いているケースが多いので、注意しましょう。

その6:大手、著名企業の実績

一般に、大手企業は、事前審査(帝国データバンクなど)により、過去の実績や案件管理能力、責任能力など、所定の評価基準をクリアした会社のみと取引します。また、下請法の関係もあり、契約書類や、仕様書などのドキュメントの提出がしっかりできる会社でないと発注しないケースがほとんどです。

ですから、大手企業と直接取引のある会社は、一般的には、その会社規模にかかわらず、きちんとした仕事ができる会社と考えてよいでしょう。

制作会社のポートフォリオを見る際には、その出来栄えもさることながら、どんな大手企業の仕事をしているか、も良いチェック基準となると思います。


以上が、当社がパートナー選定のポイントとしている項目です。

とはいえ、本当に良い会社かどうかは実際に発注してみないとなかなか実態はわからないものですが(苦笑)、例えば提案書や見積など、発注前の対応で分かることも多いので、上記観点でチェックしてみることをお勧めします。